(1)板橋区のワンルームマンション規制の概要
1)対象建築物
・地上3階建以上、小規模住戸(35m2未満)が15戸以上
2)規制内容
①平成21(2009)4/1施行
・住戸の専用面積:25m2
・家族向け住戸の附置
小規模住戸(35m2未満)30戸以上の場合、以下の数のファミリー住戸又はバリアフリーに配慮した住戸を設置
(総戸数-29)×1/3をファミリー住戸(55m2以上)に。
→上記規定があるが、実際にはバリアフリー住戸として設置されているようで、家族向け住戸が設置されているマンションは少ないと思われる。
②平成31(2019)3/29施行
・家族向け住戸の附置
総戸数が30戸以上の場合、以下の数を設置する(端数切上げ)
(総戸数-15)×1/3をファミリー住戸(55m2以上)に。
(2)試算例
1)2009年頃以降(2007年規制のマンションが竣工された頃)
①総戸数50戸
・1R住戸:50戸、18m2×50戸=900m2
・ファミリー住戸:0戸
・専有部の合計面積:900m2
2)2011年頃以降(2009年規制のマンションが竣工された頃)
①総戸数50戸
・1R住戸:50戸、25m2×50戸=1,250m2
・ファミリー住戸:0戸
・専有部の合計面積:1,250m2
小規模住戸(35m2未満)30戸以上の場合の規制については、ファミリー住戸ではなくバリアフリー仕様で対応していると思われるため、ファミリー住戸はゼロと想定。
3)2021年頃以降(2019年規制のマンションが竣工された頃)
イ)小規模住戸(35m2未満)が15戸以上のマンションの場合
①総戸数29戸
・1R住戸:29戸、25m2×29戸=725m2
・ファミリー住戸:0戸
・専有部の合計面積:725m2
②総戸数30戸
・1R住戸:25戸、25m2×25戸=625m2
・ファミリー住戸:5戸、55m2×5戸=275m2、全体の31%
・専有部の合計面積:900m2
・1R住戸の負担割合比率:0.83
・ファミリー住戸の負担割合比率:1.83
(総戸数で頭割りした場合を1とした場合の比率)
③総戸数50戸
・1R住戸:38戸、25m2×38戸=950m2
・ファミリー住戸:12戸、55m2×12戸=660m2、全体の41%
・専有部の合計面積:1,610m2
・1R住戸の負担割合比率:0.78
・ファミリー住戸の負担割合比率:1.71
④総戸数100戸
・1R住戸:71戸、25m2×71戸=1,775m2
・ファミリー住戸:29戸、55m2×29戸=1,595m2、全体の47%
・専有部の合計面積:3,370m2
・1R住戸の負担割合比率:0.74
・ファミリー住戸の負担割合比率:1.63
ロ)小規模住戸(35m2未満)が15戸未満のマンションの場合(ワンルームマンション規制の対象外で、55m2以上のファミリー住戸設置の必要なし)
①総戸数30戸
・1R住戸:14戸、25m2×14戸=350m2
・35m2住戸:16戸、35m2×16戸=560m2、全体の62%
・専有部の合計面積:910m2
・1R住戸の負担割合比率:0.82
・ファミリー住戸の負担割合比率:1.15
②総戸数50戸
・1R住戸:14戸、25m2×14戸=350m2
・35m2住戸:36戸、35m2×36戸=1,260m2、全体の78%
・専有部の合計面積:1,610m2
・1R住戸の負担割合比率:0.78
・ファミリー住戸の負担割合比率:1.09
③総戸数100戸
・1R住戸:14戸、25m2×14戸=350m2
・35m2住戸:86戸、35m2×86戸=3,010m2、全体の90%
・専有部の合計面積:3,360m2
・1R住戸の負担割合比率:0.74
・ファミリー住戸の負担割合比率:1.04