ワンルームマンション専業大家コツコツ日記

15年前の新築ワンルームのパンプレット価格、現状の査定価格は?階数の影響は?

昔もらった不動産資料を整理していたら約15年前の新築ワンルームのパンフレットがありました。その資料には全部屋の販売価格と想定家賃も記載されていました。
 
15年経過し、新築時の販売価格と想定家賃がどのようになったのか調べてみました。

●現状の査定価格と想定家賃について
・査定価格:マンションマーケットの簡易査定で、マンション名・階数・専有面積を入力して自動計算。
・家賃:マンションマーケットの上記ページ内の家賃モデルケースの記載を使用。
※家賃については、パンフレット、上記マンションマーケット内のいずれにおいても管理費・共益費を含まない金額。
 
①築2007年、武蔵小山駅、20m2

階数 販売価格 新築家賃 査定価格 モデル家賃
1階 2,090 7.7 2,350~2,460 7.6~8
2階 2,150 7.9 2,410~2,530 8~8.4
3階 2,160 7.9 2,420~2,540 8~8.4
4階 2,170 7.9 2,430~2,550 7.9~8.3

 
②築2009年、溝の口駅、20m2

階数 販売価格 新築家賃 査定価格 モデル家賃
1階 1,890 6.9 1,700~1,790 7.2~7.6
2階 1.950 7.1 1,750~1,840 7.4~7.8
3階 1.960 7.1 1,760~1,840 7.4~7.8
4階 1.980 7.2 1,770~1,850 7.5~7.9
5階 1.990 7.2 1,770~1,860 7.3~7.7

 
●分析、考察
①価格:武蔵小山は新築時より上昇
・アベノミクス以降、不動産価格が上昇していたこともあり、新築物件にも関わらず、武蔵小山の物件は新築時よりも高くなっています。
 
②家賃:新築プレミアムの影響による下落はなし
・新築物件の家賃については新築プレミアムで高い家賃設定になっているため、一度退居すると大幅に下がると言われていますが、このマンションにおいては新築時よりも高くなっています。
・今回の調査対象のデベロッパーは、新築時の家賃を抑えめにしていると説明を受けましたが、その影響もあると思われます。
 
③1階物件の低価格は新築時と同様
・1階物件は人気がないということで、価格・賃料とも他の階と比べて新築時から低く設定されていました。15年経過し、その差がどのようになっているのか気になっていましたが、今回の調査においては新築時と同様の差となっていました。
 
④最上階はなぜか賃料が下落
・最上階の物件は、新築時は価格・賃料とも一番高く設定されていました。査定においては、価格は新築時と同様でしたが、賃料においてはその下階より少し低くなっていました。
最上階のデメリットというと、断熱性の面では不利になるぐらいしか思いつきませんでした。
この2つの物件固有の問題なのか、それとも何か理由があるのか、機会があったら調べてみたいです。

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