ワンルームマンション専業大家コツコツ日記

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街路樹の豆知識

街路樹に関する情報をまとめています。

 
※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。

  1. ケヤキ
  2. イチョウ
  3. ソメイヨシノ
  4. キョウチクトウ
  5. ハナミズキ
  6. ニセアカシア
  7. コブシ
  8. シダレヤナギ
  9. ポプラ
  10. プラタナス
  11. ヤマボウシ
  12. トチノキ
  13. タブノキ
ケヤキ

●街路樹としてのケヤキの特徴
 
・大きく育ったケヤキは、夏の強い日差しを遮り、歩道の気温も下げてくれる。
 
・根が深いため風で倒れにくい、剪定に強い、枝を伐っても再生する能力が高い。
 
・大きくなりすぎて、周囲の電線、電柱、信号、交通標識などとぶつかってしまうことがある。
 
あまり大きくならないように品種改良されたケヤキも植えられてきている。(ムサシノ、横に広がらず縦型の樹形)
 
●首都圏の主なケヤキの街路樹
 
・表参道
大正10年に植栽、戦災でほとんどが消失。戦後の昭和20年代に新しく植栽。
 
・府中市の大国魂神社、”馬場大門のケヤキ並木”(国の天然記念物)
江戸時代から続いている並木。昭和30年代の都市化で大半が枯れ、昭和40年代以降に新しく植えてきた。
 
・豊島区の鬼子母神
江戸時代から続いている並木。

イチョウ

●イチョウの特徴
 
・”生きた化石”とも呼ばれる古いタイプの木。
 
・野生のイチョウは非常に少なく絶滅に近い。
 
・オスとメスの木に分かれていて、ギンナンはメスの木にしかならない。
 
樹幹の頂部の枝が水平か斜め下に垂れていればメス、斜め上に立ち上がっていればオス。
 
●街路樹としてのイチョウの特徴
 
・全国で最も多い街路樹。
 
・イチョウの並木は大都市のメインストリートにも多い。
 
・病虫害、大気汚染、剪定などに対して非常に強く、都市の街路においても生育が良い。踏まれることにも耐えて長寿。
 
●首都圏の主なイチョウの街路樹
 
・横浜市中区の日本大通りのイチョウ並木
平成23年に”景観重要樹木”に指定されている。
 
・明治神宮外苑
 
・昭和記念公園

ソメイヨシノ

●ソメイヨシノの特徴
 
・ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの雑種がルーツと考えられている。
 
・全国にあるソメイヨシノはその親の木から採った枝を接木で増やしてきたもの。このようなソメイヨシノはお互いに同じ遺伝子を持ったクローンのため、同じ気候や土地条件であればほぼ同時期に開花する。
 
・ソメイヨシノの開花期間は10日程度。
 
●街路樹としてのソメイヨシノの特徴
 
・根が路面を持ち上げる、根が踏みつけに弱い、剪定時に菌が入りやすい、葉が虫に食われやすい、など管理上の問題が発生しやすい面がある。

キョウチクトウ

●キョウチクトウの特徴
 
・キョウチクトウは、夏から秋に赤や白の花をつける常緑の低木。
 
・夾竹桃という名前は、葉が竹に似て細長く、花が桃に似ていて、竹と桃を併せた木だからと言われている。
 
・キョウチクトウは有毒植物で、毒の成分はオレアンドリンなどの物質。葉などを食べると、嘔吐、不整脈、めまいなどを起こす。
 
・毒の成分は全身に含まれるが、枝葉などに触る程度では人体に影響は無く、食べさえしなければ問題は無い。
 
ただし、剪定した際に出る樹液に触れると皮膚炎を起こしたり、燃やしたときに出る煙を吸い込むと中毒を起こすことがあるので注意。
 
●街路樹としてのキョウチクトウの特徴
 
・二酸化硫黄などの大気汚染物質に強いため、高速道路に多く植えられている。
 
・真夏の暑さにも強い、剪定に強い、挿し木でも簡単に増えるといった特徴もある。
 
・有毒のためか、高速道路以外の一般の街路や公園にはあまり植えられない。

ハナミズキ

●ハナミズキの特徴
 
・4~5月に葉がでそろう前に白い花を咲かせる。赤いタイプもある。
 
・初秋に紅葉し、艶のある赤い実をつける。
 
・北米原産で、日本のヤマボウシに外見も花もよく似ている。
 
●街路樹としてのハナミズキの特徴
 
・街路樹として全国で4番目に多く植えられている。ここ20年間の間に急激に増加した。
 
・あまり大きくならないので狭い街路でも植えられる、生長が遅く、剪定をしなくても整った樹形を保つ、落葉量が少ない、害虫もあまりつかない、といった特徴があり管理がしやすい。
 
・高温と乾燥に弱く、肥沃な土壌と根を張るための広い地下空間を必要とするので、アスファルトの照り返しが強い場所や地下空間を確保できない場所では枯れやすい、うどん粉病などの病気にかかりやすいといった難点もある。

ニセアカシア

●ニセアカシアの特徴
 
・5~6月に藤に似た房状の甘い香りを放つ白い花をつける。
 
・蜜は糖度が高く、ハチミツの原料となり、”アカシア蜂蜜”として売られている。
 
・マメ科で根に窒素固定能力のある根粒菌を共生させていて根粒菌から窒素をもらうことができるので、栄養が乏しい土地でも育つ。
 
・初期成長が非常に速く、寒さ、暑さ、乾燥に強い。
 
・種子以外に水平に伸ばした根から芽(根萌芽)を出して増える事ができ、さらにアレロパシー作用(特定の化学物質を出して、他の植物の生育を阻害する作用)もあり、繁殖力が非常に強い。
 
●街路樹としてのニセアカシアの特徴
 
・根が浅く倒れやすい、幹も折れやすいといった欠点があり、風に弱い。
 
・生長が早い分剪定に手間がかかる、寿命が短い、といった欠点もある。

コブシ

●コブシの特徴
 
・早春、葉を開く前に大きな白い花を咲かせる。爽やかな香りがし、香水の原料にもなる。
 
・花の時期が終わると、ごつごつした細長い実がぶら下がるようになる。この実が人の拳に似ていることから”コブシ”という名前がついたと言われている。
 
秋になると実が割れて、白い糸に釣り下げられた赤い種子が現れる。
 
・冬には、ふさふさした毛に包まれた大きな冬芽が目立っている。
 
●街路樹としてのコブシの特徴
 
・病気に比較的強く、花もきれいなので、街路樹として増えている。

シダレヤナギ

●シダレヤナギの特徴
 
・生命力が強く、枝を切って土に挿すと容易に根が生えてくる。
 
・古来、縁起のよい木とされ、霊力を持ち願望をかなえる信仰の対象にもなっていた。
 
・湿った土壌に強く、河川や池のほとりにも植えられることが多い。
 
●街路樹としてのシダレヤナギの特徴
 
・平城京の朱雀大路に植えられていたと言われ、歴史の古い街路樹。
 
・戦国時代から江戸時代にかけて、戦国武将や江戸幕府によって街道、川の堤防などに植えられ、身近な木であった。
 
・日本の街路に植えられたのはほとんどがオスでの木で種子はできない。挿し木によって増やされてきた。
 
・根が浅く強い風を受けると根こそぎ倒れてしまうことがある、幹や枝も風で折れやすい、といった欠点がある。台風シーズンの前に剪定されることが多いが、剪定が難しい上に、生長が早いので費用が高くついてしまう。
 
それ以外にも寿命が短い、排気ガスに弱いという欠点もあり、街路樹としては減ってきている。

ポプラ

●ポプラの特徴
 
・特定の木の種名ではなく、ヤナギ科ヤマナラシ属(ポプラ属)の木の総称。
 
・日本では、”セイヨウハコヤナギ”という外来のポプラを指す事が多く、竹ぼうきを逆さに立てたような円柱形の樹形が特徴。
 
・ヤナギ科の特徴で、初夏に白い綿毛をつけた小さな種子を風で飛ばして散布する。
 
・挿し木で容易に増える、水辺でもよく育つ、生長はきわめて速いが寿命は短い、といった特徴がある。
 
●街路樹としてのポプラの特徴
 
・樹高20~30メートルと大きくなるうえに、風で倒れやすいといった欠点があり、北海道以外では街路樹としてあまり植えられていない。
 
・年をとると幹や枝が空洞化しやすいため、折れやすい。

プラタナス

●プラタナスの特徴
 
・プラタナスは、プラタナス属(スズカケノキ属)の総称。日本の街路樹で多く植えられているのはモミジバスズカケノキ。一般にプラタナスといった場合は、この> モミジバスズカケノキを指すことが多い。
 
・葉がカエデのように切れ込みが入っていて大きい。淡い褐色の毛がついた種子が集合した丸い大きな実をつける。熟すとバラバラになって風で飛ばされる。
 
・樹皮が迷彩服のようにまだらに剥げて特長的な模様となる。
 
●街路樹としてのプラタナスの特徴
 
・刈り込みに強い、乾燥や栄養に乏しい土壌に強い、大気汚染に強い、などの特徴がある。
 
・昭和の中頃は街路樹として一番多く植えられている時期もあったが、最近は年々少なくなってきている。プラタナスは生長が速く、頻繁に剪定を行う必要があり、維持管理に費用がかかるというのがその理由と言われている。

ヤマボウシ

●ヤマボウシの特徴
 
・直径1.5センチほどの赤い球形の実をつけ、熟すと甘くておいしい。多くの単果が集まって癒着した複合果。
 
・ヤマボウシとよく似た木にハナミズキがあり、同じミズキ科ミズキ属に属する近縁種。
 
・ハナミズキと花自体は似ているが、ヤマボウシは葉が出揃ってから咲く。
 
●街路樹としてのヤマボウシの特徴
 
・花や紅葉がきれいで、比較的に病気に強く、それほど大きくならないなど管理しやすいこともあり、街路樹としてよく植えられている。

トチノキ

●トチノキの特徴
 
・落葉性の高木で主に冷涼な気候の地域に分布。
 
・マロニエ(ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ)と似ている。
 
・花は、小さな白い花が円錐形に集まって立ち上がる独特の形をしている。
 
・花は蜜を大量に出すのでハチミツの蜜源となっている。
 
・小葉5~7枚を掌状につけ破れ傘のように見える。
 
・夏になると薄い褐色のゴルフボールほどの実が房になってぶら下がる。
 
●街路樹としてのトチノキの特徴
 
・どちらかというと東日本によく植えられている。
 
・霞が関の桜田通りのトチノキ並木は、明治45年に植栽された歴史のある並木。
 
・大きな葉をたくさん茂らせて、大きな緑陰をつくる。
 
・落ちてきた実が車や歩行者に当たってしまうのを避けるため、枝を強く剪定して実がならないようにする場合もなる。
 
実をつける並木では、実が落下する前に高所作業者に乗った作業員が棒で叩いて回収している所もある。
 
・ピンク色の花をつけるベニバナトチノキも近年増加している。

タブノキ

●タブノキの特徴
 
・厚くて光沢のある葉を茂らせる常緑樹。関東以西の暖地に分布。
 
・5月頃に花が咲くが、黄緑色の小さな花なのであまり目立たない。
 
・春に出る新葉が鮮やかに赤く、よく目立つ。
 
・8~9月ごろ球形で黒い果実が熟す。
 
●街路樹としてのタブノキの特徴
 
・外見上の特徴があまりなく地味なせいか、街路樹としてはそれほど多くはない。

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