(1)中央区のワンルームマンション規制の概要
〇対象建築物
・住宅数が10戸以上。
〇専有部の最低面積
・25m2以上
規制の開始時期:ネット調査で確認できず不明。
〇ファミリー住戸の設置義務
・ファミリー向け住戸(40m2以上)の専用面積が全住戸の合計の1/3以上。
規制の開始時期:ネット調査で確認できず不明。
(2)規制開始時期の調査
①専有部の最低面積
・中古マンションの販売広告の中央区物件の築年数別の25m2以上の物件割合を調べると以下のようになっていたため、2010年頃と思われます。
2006年:13%
2007年:46%
2008年:9%
2009年:63%
2010年:73%
2011年:87%
・2010年以前は、18~25m2の物件の割合が多いようです。
②ファミリー住戸の設置義務
・データ数が少ないので判断が困難でしたが、2005年以降の物件で40m2以上住戸があるマンションが増えてきた印象です。
(3)試算例
2)築2012年頃以降のマンション
①総戸数15戸
・1R住戸:11戸、25m2×11戸=275m2
・ファミリー住戸:4戸、40m2×4=160m2、全体の37%
・専有部の合計面積:435m2
・1R住戸の負担割合比率:0.86
・ファミリー住戸の負担割合比率:1.38
(総戸数で頭割りした場合を1とした場合の比率)
②総戸数20戸
・1R住戸:15戸、25m2×15戸=375m2
・ファミリー住戸:5戸、40m2×5=200m2、全体の35%
・専有部の合計面積:575m2
・1R住戸の負担割合比率:0.87
・ファミリー住戸の負担割合比率:1.39
③総戸数31戸
・1R住戸:23戸、25m2×23戸=575m2
・ファミリー住戸:8戸、40m2×8=320m2、全体の36%
・専有部の合計面積:895m2
・1R住戸の負担割合比率:0.87
・ファミリー住戸の負担割合比率:1.39