AZESTさんのホームページを見たら以下の2つの物件が販売中となっていました。
AZEST川崎大師Ⅲ:26戸、10階建て
AZEST野方:26戸、地下1階、地上2階建
戸数が26戸と少なめなので管理費や積立金が高くなってしまわないか気になるところですが、10階建てのペンシルタイプと2階建ての横に長いタイプと対照的です。
設備などの違いや直近の賃料募集状況など比較してみました。
(1)設備の違い
1)階数
・野方の物件は”地下1階、地上2階建”と記載されていたので、地下に設備があって居住スペースは二つの階かと思っていましたが、ネットで外観や賃貸募集情報を調べてみるとエントランスが階段を降りて入るようなので、1階が半地下のような状況で、実質的に3階建てのような構造のようです。
2)エレベータ
・野方は”地下1階、地上2階建”記載されていたのでエレベータがあるのか気になりましたが、実質3階建てなのでエレベータはありました。
・どちらも26戸ですが、エレベータの大きさが違っていました。何か必要があって大きさに違いがあるのか気になりました。
川崎大師:6人乗り
野方:9人乗り
3)防火設備
・川崎大師は10階建てということで、連結送水BOXが設置されています。
築10年以降は連結送水管の耐圧試験が義務付けとなるので、若干管理コストが増加することになります。
4)給水方式
・野方は”地下1階、地上2階建”なので、直結直圧方式で増圧ポンプは使用していないのかと思いましたが、”増圧給水方式”とあるので、増圧ポンプを使用しているようです。
・増圧ポンプがなければ、ポンプの点検費用とポンプの交換費用が軽減できるので、戸数が少ないことにより管理コスト高を緩和できるのですが・・・。なぜ3階で増圧給水方式なのか不思議な感じがしました。
5)ユニットバスのサイズ
・ワンルームマンションの場合は、ユニットバスのサイズは小さめで1014サイズである場合が多いようで、川崎大師の物件はすべての間取りで1014サイズとなっています。
・一方、野方の場合は、間取りのタイプによって1014サイズと広めの1616サイズの2パターンありました。
Aタイプ(25.58m2):1014サイズ
Bタイプ(26.15m2):1014サイズ
C1タイプ(29.23m2):1616サイズ
C2タイプ(28.52m2):1616サイズ
Dタイプ(28.70m2):1616サイズ
Eタイプ(26.51m2):1014サイズ
Fタイプ(26.06m2):1014サイズ
Gタイプ(25.56m2):1014サイズ
Hタイプ(25.55m2):1014サイズ
Iタイプ(25.58m2):1014サイズ
Jタイプ(32.13m2):1014サイズ
ユニットバスのサイズの違いによって販売価格や賃料に差が生じるのかどうか気になりました。
(2)賃貸募集情報
1)野方(2024年9月13日時点)
賃料 管理費 敷金/礼金
1階:9.5万円:15000円:なし/なし:1K/26.51m2
2)川崎大師(2024年11月5日時点)
賃料 管理費 敷金/礼金
4階:7.4万円:15000円:なし/なし:1K/20.84m2:
9階:7.65万円:15000円:なし/なし:1K/21.21m2:
賃料については、立地と面積が異なるので判断が難しいですが、どちらの物件も敷金・礼金がゼロとなっているので、その分賃料は高めに設定しているのかもしれません。